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Raija Uosikkinen

Raija Uosikkinen

(1923年4月12日 - 2004年1月15日)

  • デコレーターとして1947年から1986年までArabia(アラビア)に勤めており、1952年に創設されたデコレーション部門の代表でした。
  • Arabiaで、最も多くの装飾作品を残したデコレーターの一人です。Leena(レーナ)Otso(オッツォ)など多数の食器装飾をデザインし、特にKalevala(カレヴァラ)クリスマスのプレートEmilia(エミリア)やPomona(ポモナ)などの装飾品は収集価値があります。
  • 1954年と1960年にはミラノ・トリエンナーレ、1958年にはブリュッセル万国博覧会で作品が展示されました。Hattara(ハッタラ)のデザインは、1961年にアメリカ・サクラメントで金賞を受賞しています。
  • トイメラ大学とヘルシンキ芸術デザイン大学で、装飾画と装飾セラミック制作の両方を教えていました。
  • ありとあらゆる装飾技術と、様々な素材の組み合わせを習得していました。彼女の専門知識は、Arabiaにおけるスクリーン印刷技術の発展の重要な一部でした。
Arabia Sotka series
Sotka, Raija Uosikkinen, 1960 - 1970年代

Raija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン)は、ただ最新のトレンドを追う見せかけだけの芸術家ではけっしてありませんでした。様々なスタイルの知識と、装飾方法に関する深い専門的知識は、彼女が作り出す多目的に使えるデザインの出発点でした。Uosikkinenは、新しいアイデアを受け入れ、Arabia食器の物語を表現する方法を見出す才能に恵まれていました。また、彼女の専門知識は絶大な信頼を得ていました。

Uosikkinenにとって焦点となったのは、食器の形を際立たせる装飾でした。このため、ロマンティックな波状の表面を持つ古いスタイルを模倣したモデルに装飾を施すのは困難だと考えていました。代わりに、新しくよりシンプルな形状の食器をデザインすることに、ひらめきを得ます。滑らかな表面は、フリーハンドの装飾スタイルに適した土台であることを証明しました。

Arabia Emilia platter
Emilia, Raija Uosikkinen, 1950 - 1960年代

その当時のミニマリズムで禁欲的なトレンドに、全ての人が満足していたわけではありませんでした。Uosikkinenが、装飾的で絵本のようなEmiliaのイラストで、Kaj Franck(カイ・フランク)のミニマルなKiltaシリーズを装飾した際には、Arabia工場では物議を醸しました。しかしながら、UosikkinenはEmiliaがベストセラーであることを証明し、シリーズにまもなく新たなモデルが追加されたことで、勝利を収めました。

Arabia Hattara plate
Hattara, Raija Uosikkinen, 1950 - 1960年代

UosikkinenのArabiaでの最初の装飾は、1961年にアメリカ・サクラメントで金賞を受賞したHattaraの装飾のように、Kaj FranckのBモデルの食器に施されました。別のBモデルの装飾には、縁に沿って美しく繊細な緑色のリンネソウの模様が付いた、とてもフィンランドらしいPolarisの装飾が挙げられます。草分け的なデザインのPolarisはまた、Arabiaで最初の釉薬で保護された転写でした。食洗器でも安心して洗えます!このため、Polarisシリーズは幅広く使用され、それぞれが持つ独自のセットに追加するかたちで購入され続けています。

Arabia Ali series
Ali, Raija Uosikkinen, 1960 - 1970年代

Uosikkinenは、東アジアやアメリカ大陸を含む60を超える広範囲におよぶ旅行先から、装飾へのインスピレーションを得ていました。彼女は、熟練した情熱的な写真家でもあり、旅行先からのお土産として、様々な模様の付いた生地を集めていました。中東のモザイクからインスピレーションを得た装飾には、例えば、Ali(アリ)、Rypäle(リュパレ)Filigran(フィリグラン)のような、不朽の人気シリーズが挙げられます。Uosikkinenは、終わりのない革新と新しいデザインのアイデアを常に持ち合わせていたため、友人や同僚からは、オーロラを意味する「revontuli(レヴォントゥリ)」という愛称で呼ばれていました。

Arabia Pomona and Arabia Tuttifrutti series
Pomona, Raija Uosikkinen, 1960 - 1970年代 & Tuttifrutti, Ulla Procopé, 1960年代

フィンランドの自然と、Uosikkinenが所有する庭は、彼女の心と密接に結びついていました。Pomonaのフルーツとベリーのジャーは、レトロにキッチン棚を飾る人たちに未だに大人気です。これらの装飾は、Uosikkinen自身と同じくらい、温かく、そして人の心を捉えます。彼女は、叔母のSelma同様に子どもがいませんでした。家族に会うため、たくさんのお土産を持ってアメリカから戻って来る叔母のSelmaは、愛らしいEmiliaシリーズのインスピレーションでした。魅力的なモノトーンのイラストと個性的な描写は、新たに家を飾る人たちの心をいつも虜にしています。

デザイナーのOiva Toikka(オイバ・トイッカ)は、Raija Uosikkinenを面白半分に「美を生み出すもの」とArabia工場の訪問者に紹介していました。Uosikkinenは、Arabiaデザインの歴史上で、おそらくもっとも多くの作品を生み出したデコレーターであったので、実際その名前は妥当といえます。彼女はまた、1986年に引退するまで、デコレーション部門の代表として、Arabiaのデザイナーやその他デコレーターたちとも密接に連帯して働き続けました。

ティーナの見解

Raija Uosikkinenの装飾品は、ヴィンテージ品の収集やテーブルセッティングにおいて、未だにフィンランドでは人気があります。コーヒーカップ、インテリア装飾品、Finel(フィネル)のエナメル食器など、彼女の装飾が施された食卓用食器類のシリーズは、食卓用としてはもちろんお家のインテリア装飾としても使える、明るくポップな配色の装飾品であふれています。また、シンプルで飾り気のないスタイルに対してバランスの取れた補足的なデザインと、日常的に使える美品という、完璧な組み合わせを兼ね備えています。Uosikkinenのデザインは、明るく楽しいうえに、笑顔にもしてくれます。

「幾千もの花が咲き誇るように、自然は私たちに生命の力強さを示してくれているのに、毎日の生活が活気がなく憂うつだと考える必要はありませんよね?」

押さえておくべきデザイナーRaija Uosikkinenの人気シリーズ

出典
『Pekka Anttila, Suomen Kuvalehti magazine』22号、2001年
『Marjut Kumela, Helsingin Sanomat newspaper』、2004年1月
『Tiina Huokuna, Glorian Antiikki magazine』7号、2012年
『Helena Leppänen. Arabian kahvikupit 1916-2016』Wsoy、ヘルシンキ、2016年

Louhi coffee cups 1969-1974, ヘルシンキのAstialiisa実店舗
Louhi 1969-1974, ヘルシンキのAstialiisa実店舗

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